サラ・ブライトマン“櫻井映画”歌う!初のオリジナル

[ 2013年12月14日 05:30 ]

映画「神様のカルテ2」主題歌を歌うサラ・ブライトマン

 英歌手サラ・ブライトマン(53)が、嵐の櫻井翔(31)主演映画「神様のカルテ2」(監督深川栄洋、来年3月21日公開)の主題歌を歌うことが決まった。全盲の新進ピアニスト辻井伸行さん(25)が作曲、大ヒットドラマ「半沢直樹」のテーマ曲を手掛けた服部隆之氏(48)が編曲を担当。国境を超えた豪華な音楽チームが物語の魅力をより引き立ててくれそうだ。

 タイトルは「神様のカルテ~Keep the light~」で、今作のオリジナル楽曲。ブライトマンが映画の主題歌を歌うのは9作目。邦画では「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」(07年)「アマルフィ 女神の報酬」(09年)に続き3作目となるが、すべて持ち歌から使われており、映画のオリジナル楽曲を歌うのは洋画も含めて今回が初めてだ。

 3人の医師とその妻を通じて仕事や人としての生き方を問う物語。重厚なテーマを扱うにあたり、製作側が「前作のピアノテーマを超えて、作品に広がりを持たせられるのは、サラさんの歌声をおいて他にない」とラブコール。ブライトマンも作品の世界観に共鳴し、オファーを快諾した。

 歌姫のために用意されたメロディーを担当したのが日本を代表する人気音楽家。前作「神様のカルテ」(11年)のメーンテーマを提供した辻井さんは、7月に英音楽の殿堂「ロイヤル・アルバート・ホール」で公演を成功させるなど国内外で活躍中。歴史的ドラマになった「半沢」を音楽で盛り上げた服部氏が、辻井さんの原曲にオーケストラや弦楽器の音色でメロディーに深みを加えた。英語の歌詞は、原作者の夏川草介氏が「生きることの素晴らしさ」について書いた詩が基になっている。

 来週にもレコーディングに臨むブライトマンは「大好きな日本で新たな楽曲を映画のために歌える機会を与えていただき大変光栄です。つながっていく命と希望。この映画のテーマを皆さまに届けられるよう、心をこめて歌いたい」と意欲。映画の山内章弘プロデューサーによると、櫻井は08年に北京五輪の開会式でブライトマンの生歌を聴いており「あの歌声がカルテで聴けると思うとうれしい」と喜んでいるという。

 ≪15年宇宙へ≫ブライトマンは15年10月に宇宙旅行を計画中。今年は1月から5大陸をめぐる世界ツアーを敢行し、今月で北米・南米ツアーを終えたばかり。レコード会社関係者によると、多忙によりまだ訓練を積めていないという。来年1月には中国、香港、中東でライブを行う予定で、世界ツアー終了後にロシア・モスクワ郊外の宇宙飛行士訓練施設で飛行訓練を受けることになる見込み。

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