東京国際フォーラムで照明機材が落下 観客1人が肩などにケガ

[ 2013年2月11日 18:00 ]

 東京・千代田区の東京国際フォーラム・ホールAで10日、コンサート中に照明機材が落下し、観客がケガを負っていたことが分かった。11日、同ホールが公式サイトで発表した。

 事故があったのは声優・戸松遥(23)のライブ。午後6時36分ごろ、2階席先端バルコニーライト収納部に設置されている舞台照明機材(同ホール保有機材)のうちの1台が、固定金具が破損したため1階客席に落下し、鑑賞中の観客1人が肩などにケガを負った。

 同ホールによると、重さ18・5キロの機材が高さ9・5メールから観客席に落下後、近くにいた男性の頭や肩に当たった。ケガをした男性は仕事復帰もしているという。ライブは中断されず、そのまま行われた。

 同ホールは「お怪我をされましたお客様には深くお詫び申し上げますとともに、一日も早い回復をお祈りいたします」と謝罪している。

 終演後、舞台照明機材の設置状態を総点検し、固定金具に異常がないこと、確実に固定されていること、複数の落下防止措置が講じられていることを確認。安全の確認が取れたため、11日以降は通常通り開館。11日は人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のライブが行われた。

 同ホールは「このたびの事態を深刻に受けとめ、安全・安心な施設運営を最優先事項として引き続き取り組んで参ります」としている。

 同ホールは約5000人を収容。人気アーティストのライブ会場として頻繁に使われる。

続きを表示

2013年2月11日のニュース