“演歌の聖地”にヴィジュアル系バンド!?ダウトが新曲発売イベント

[ 2012年11月21日 19:05 ]

ゆるキャラも駆けつける中、新曲を披露するダウト

 今年で結成5周年、メジャーデビュー2年目を迎えた5人組ヴィジュアル系ロックバンド「ダウト」が21日、東京・浅草のヨーロー堂で新曲「中距離恋愛」の発売記念イベントを行った。

 ヨーロー堂といえば、演歌・歌謡曲系の多くの歌手たちが頻繁にキャンペーンに訪れるCDショップとして広く知られている“演歌の聖地”。そのステージにヴィジュアル系ロックバンドが出演するのは初めて。「ダウト」の最大の特徴である「らしからぬポップさ」が「歌謡曲のオマージュ」の域にまで達し、今回の新曲が、いわゆる歌謡曲のご当地ソングとして出来上がったことから同店でのお披露目ライブ実現した。

 近くて、遠くて、甘くて、苦い中距離恋愛をテーマにした歌謡曲系の作品で、東京編(本編)をはじめ、山の手線編、大阪編、名古屋編、福岡編、札幌編、仙台編の計6都市7つの歌詞違いご当地バージョンを歌い、全4形態のCD仕様にそれぞれの曲が収録されている。

 限定100席の会場に熱狂的な若い女性ファンらが詰めかけ、超満員の中、ボーカル・幸樹(こうき)、ベース・玲夏(れいか)、ギター・威吹(いぶき)、ギター・ひヵる、ドラム・ミナセが、それぞれに和服姿で演歌&歌謡曲をカラオケで歌いながらステージに登場。

 そこにスペシャルゲストとして、台東区のまもり神「台東くん」と浅草新仲見世商店街キャラクター「新にゃか」が応援に駆けつけ、会場がさらに盛り上がる中、メンバー全員で「中距離恋愛」を熱唱してファンたちを喜ばせた。

 その中で、同新曲がオリコン演歌・歌謡曲チャートで初登場1位(11月19日付)になり、幸樹は「皆さんのお陰で1位をとることができました」とファンに感謝。

 最後に威吹は「ヨーロー堂という演歌の聖地でイベントができてうれしかったです」、ミナセは「こういう雰囲気のあるところで新曲イベントができてすごく楽しかったです。またここでやってみたい」、玲夏は「こういうイベントがないとなかなか浅草に来る機会がないので、今日は楽しかったです。この店にダウトのポスターを張っていただけたらうれしいですね」、ひヵるは「こういう浅草の雰囲気に僕の金髪が似合うか気になっていましたが…今日は楽しかったです」、幸樹は「ダウトにとってぴったりの場所だなと思いました。今日はみんな、集まってくれてありがとう」と話していた。

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2012年11月21日のニュース