杉浦太陽「キッチンが走る!」で優秀賞!食の思い引き出す

[ 2012年8月30日 06:00 ]

<スポニチ文化芸術大賞>NHK「キッチンが走る!」で優秀賞に輝いた杉浦太陽と坂元信介プロデューサー

第20回スポニチ文化芸術大賞 優秀賞

 NHK「キッチンが走る!」(金曜後8・00=関東甲信越のみ。全国放送は火曜後3・15の再放送)の進行役、杉浦太陽(31)は優秀賞受賞に「日本文化の素晴らしさを肌で感じる番組。とてもうれしい」とガッツポーズ。

 杉浦と料理人がキッチンを備えたワゴンで主に関東甲信越の海や山を巡り、地元の人から提供された食材で料理を振る舞う。制作サイドの「旅、食、人がうまくつながってみんなが幸せになる番組を」という思いで誕生。2010年4月30日にスペシャル番組で放送され、同年10月にレギュラー番組となった。

 大きな特徴は、「人の懐へ飛び込んでいける人」(制作関係者)として起用された杉浦が引き出す、地元の人たちのエピソード。高齢者の食にまつわる亡き母への思いを、杉浦と料理人が涙しながら聞くなど、視聴者も胸を熱くする場面がある。

 下ごしらえを手伝う杉浦は、妻でタレントの辻希美(25)の母親に「包丁の音が変わってきた」と言われるほど腕も上げた。「好きなものが詰まった番組。同じ場所でも季節によって食材が違う。ずっと続けていきたい」と熱く語った。

続きを表示

2012年8月30日のニュース