反プーチンのロ女性バンド 実刑判決の3人控訴

[ 2012年8月28日 00:08 ]

 ロシア正教の総本山教会でプーチン大統領に反対するパフォーマンスをし懲役2年の実刑判決を受けたロシアの女性バンド「プッシー・ライオット(子猫の暴動)」のメンバー3人の弁護人が27日、判決を不服として控訴した。タス通信が伝えた。

 弁護人の一人は、控訴審では「3人への刑事責任追及をやめるよう求める」と述べた。

 一方、バンドの関係者は同日までに短文投稿サイト、ツイッターで「捜査当局に追及されていたメンバー2人が国外脱出に成功した」と明らかにした。

 出国したのは教会でのパフォーマンスに参加し逃走した別のメンバー2人とみられる。

 バンドの5人は2月、モスクワの救世主キリスト大寺院で「マリア様、プーチンを追い出して」と歌うゲリラ的パフォーマンスを実行。うち3人が逮捕・起訴され、今月17日にモスクワの地区裁判所で実刑判決を受けた。

 米人気歌手マドンナが判決を「非人間的」と非難するなど、裁判は国際的注目を集めた。(共同)

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2012年8月28日のニュース