勘三郎 食道がん手術…事務所「数日中に経過をお知らせ」

[ 2012年7月28日 06:00 ]

 初期の食道がんで療養中の歌舞伎俳優・中村勘三郎(57)が27日、都内の病院で手術した。所属事務所では「数日中に経過をお知らせしたい」としている。関係者によると、手術は内視鏡による患部の切除ではなく、胸部を切開して行われたという。

 病気を公表した勘三郎は、今月に入って長男の中村勘九郎(30)らと一緒にゴルフに出掛けるなど元気で過ごしており、今週初めに手術のために入院。勘九郎は23日に大阪市内で行われた「九月大歌舞伎」の会見で「ほかに悪いところはないので、早く治ってほしい。必ず戻ってくると思います」と語っていた。

 勘三郎の食道がんは6月1日に受けた人間ドックで判明。自覚症状などはない極めて初期の段階で発見されており、自身は「幸いにも早期発見。神様がもう1回修業しなさいと与えてくれた試練だと思う」とコメント。

 内科の医師によると、手術でがんが切除できるのは初期の場合。開胸手術での退院までの目安は1カ月ほどという。10年に同じ食道がんを公表した歌手の桑田佳祐(56)は8月に手術し、同年の大みそかにNHK紅白歌合戦で復帰している。勘三郎は年内は休養する予定。

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2012年7月28日のニュース