113年ぶり「月亭文都」復活 八天が来春襲名へ

[ 2012年3月18日 15:16 ]

来年3月に七代目月亭文都を襲名する月亭八天(前列中央)。右端は師匠の月亭八方

 吉本興業は18日、上方落語家の月亭八天(51)が来年3月に七代目月亭文都を襲名すると発表した。文都の名では七代目だが、月亭の亭号では明治期に活躍した二代目が1900年に死去して以来、113年ぶりの名跡復活となる。八天は「文都になって、さらなる飛躍を目指していきたい」と抱負を語った。

 八天は大阪市出身で、86年に月亭八方さん(64)に入門。古典落語が中心だが新作にも挑戦し、幅広く活動する。昨春、八方から打診を受け、襲名を決意したといい、八方は「八天は古典芸への熱意は誰にも負けない。月亭一門として期待している」と語った。

 襲名披露公演は来年3月19日、大阪市中央区のなんばグランド花月で始まり、全国で開催予定。

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2012年3月18日のニュース