阪神ファンとして屈辱感も…桂春蝶、東京ドームで落語

[ 2012年1月21日 09:00 ]

 落語家の桂春蝶(37)が20日、来年1月に東京ドームで予定されている「ふるさと祭り東京」で落語を披露することを明かした。

 全国各地の祭りや伝統芸能、ご当地グルメなどをグラウンド内に区分けしたブースやステージなどに集めたイベントで、2009年から毎年開かれているものの、落語の実施は初めて。詳細は未定だが、例年通りなら外野の一角に設置したステージで数百人の客を前に披露することになりそうで、「落語家としてはうれしい」と意気込んだ。

 ただ、ひとつ気がかりがある。「阪神ファンとしては若干の屈辱感もある」と話す通り、初めての野球場での落語が宿敵・巨人の本拠地ということが釈然としないのだ。

 父譲りの熱狂的な虎党の春蝶は、10年から毎年「甲子園で落語会開催」という“阪神V公約”を掲げており、今年も継続。「先に東京ドームでやるのは避けたいんで、今年は優勝してもらって12月までに甲子園でやりたい」と希望を口にする。実現へのハードルは数多いが「理想はマウンドに座布団を置いてフィールドにお客さんを入れる」と構想を披露。「やるなら自腹で借りて無料開催。仲良くしてる西村憲投手に司会を頼もうかな」と話した。

 今季のチームについては「一番の期待は金本選手。これまでいい思いをさせてもらったのに、調子が落ちたからといってヤジるのは本当のファンじゃない。今年は名誉挽回のシーズンにしてほしい」と主砲の復活に期待。さらに「巨人は強そうだけど、予想通りにはいかないもの。阪神にここ数年の憂さを晴らしてほしい」と熱い思いを吐露した。

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2012年1月21日のニュース