「被災者勇気づけたい」慈善ライブで42組熱唱

[ 2011年4月6日 06:00 ]

チャリティーライブ開演前の会見を終え、ポーズをとる(左から)風見しんご、辺見マリ、畠山みどり、原田直之、ペギー葉山、田辺靖雄、九重佑三子、あべ静江、ジェリー藤尾、合田道人

 日本歌手協会が5日、東日本大震災のチャリティーライブを東京都渋谷区の古賀政男音楽博物館で行った。1日3公演で、計42組の歌手、グループが熱唱した。

 故郷の福島県浪江町が被災した民謡の大家・原田直之(68)は、親族7人の暮らす実家が一部損壊。避難指示区域にも入った。「被害に遭った人々に勇気を与えるべく歌っていきます」と自らを奮い立たせるように話した。

 この日が66歳の誕生日の田辺靖雄代表理事は「中高年の被災者が多いようだが、同時代を過ごした歌手の歌で勇気づけたい」と強調。年内に計4回行われる協会公演はすべてチャリティーとし、収益は災害ボランティアの活動支援などに役立てられる。

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2011年4月6日のニュース