「沖縄国際映画祭」閉幕…義援金1000万円集まる

[ 2011年3月28日 06:00 ]

第3回沖縄国際映画祭

(沖縄・宜野湾市ほか)
 「Yell’Laugh&Peace」をコンセプトに、東日本大震災へのチャリティーを柱として沖縄・宜野湾市などで18日から開催されてきた「第3回沖縄国際映画祭」が27日、閉幕した。

 会場内9カ所にもうけられた募金ステーションではダウンタウン・浜田雅功(47)、AKB48、俳優・阿部寛(46)ら、計約550人が協力を呼びかけ。18日から10日間で約1000万円の寄付金が集まった。さらに短編映像コンテストや地元CMコンペティション、長編映画部門のグランプリの賞金総額647万円、有料上映映画の売り上げの一部、芸人写真販売の携帯サイト「ナマーシャ」の売り上げなども被災地に送られる。

 義援金だけでなく支援物資も22日から会場で受け付け、タオルなど約800点が届けられた。さらに出演者や来場者4万人以上が設置されたメッセージボード約30枚にエールを書き込んだほか、参加タレント、海外タレントのメッセージ映像もインターネット上で公開。ボードや映像は後日、被災地の状況を鑑みつつ現地に届けられるという。

 実行委員長を務めた吉本興業の大崎洋社長は閉会セレモニーで「沖縄の地から東北地方に私たちの願いが届けられればと思います」とあいさつ。今年の来場者は海外からの来場者の減少や、肌寒い天候の影響などで昨年の38万人を下回る31万人だったが、チャリティーへの思いが存分に込められた映画祭となった。来年も同所で、3月24日から31日の日程で開催。コンセプト通り、笑いと平和を届けていく。

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2011年3月28日のニュース