震災影響…「スピッツ」草野マサムネがダウン、4公演延期

[ 2011年3月28日 08:23 ]

「急性ストレス障害」でツアーが延期となったスピッツの草野マサムネ

 スピッツのボーカル、草野マサムネ(43)が「急性ストレス障害」でダウンしたため、同バンドの4月3日からのツアー公演を延期とすることが27日、公式サイトで発表された。

 草野は、東日本大震災の「大きな揺れ、続く余震」を自ら体験、さらに「想像を絶する被害の甚大さ、その悲惨すぎる現実が連日連夜メディアで報道され続けること、福島第一原子力発電所の深刻な状況」に直面する事が過度なストレスとなり、「精神的な障害にまで発展」。約3週間の療養が必要と診断されたという。

 今月17日に医師の診断を受け、経過を見守ってきたが、回復が見られず、米子(4月3日)、防府(5日)、広島(7、8日の2日間)の公演を延期することを決定した。

 また、被災した人々のために「ミュージシャンとして音楽を奏でること、歌うことこそが、今私たちが出来ることであり使命でもあることは強く自覚」しているが、「それが出来なくなってしまったことの情けなさ、無力感は言葉では言い表せません」と無念さをにじませている。

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2011年3月28日のニュース