美山加恋“デビュー作”でいきなり大役抜てき

[ 2011年3月5日 06:00 ]

インタビュー中に笑顔を見せる美山加恋

 女優の美山加恋(14)が7月24日初日の舞台「太陽に灼かれて」(東京・天王洲銀河劇場)のヒロインに抜てきされた。1930年代のソビエトでスターリンが行った大粛清を背景にした復しゅう劇で、政治の大波にのまれていく10歳の少女ナージャ役。水野美紀(36)が演じる母親と“Wヒロイン”の設定で、「大人たちの間を無邪気に走り回る天使のような存在」(スタッフ)という。

 舞台には子役時代に1度出演。今回が実質的なデビューで、いきなりの大役だが「ミュージカルも大好きなので、舞台はやってみたかった。でもドキドキしちゃってます」と笑顔。今作は94年に米アカデミー賞外国語映画賞などを受賞した同名映画の舞台化で「映画のナージャはかわいかった。私も10歳に見えるよう、4歳若返って頑張ります」と張り切っている。

 都内の学校に通う中学2年生。今作の脚本が期末テスト直前に届き、勉強そっちのけで熟読。すると歴史のテストにロシア革命が出題された。「もうばっちりでした。この作品に運命を感じました」と喜んだ。主演は成宮寛貴(28)で、父親役は鹿賀丈史(60)。

 ◆美山 加恋(みやま・かれん)1996年(平8)12月12日、東京都生まれの14歳。8歳でフジテレビ「僕と彼女と彼女の生きる道」で草なぎ剛(36)の娘役を演じ注目を集める。同局「ちびまる子ちゃん」、日本テレビ「美丘」などにも出演。特技はフラダンスと韓国語会話。血液型AB。

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