ハリポタ終わらない?原作者が継続の可能性示唆

[ 2010年11月13日 06:00 ]

現地時間11月11日(木)に英国ロンドンのオデオン劇場で行われた「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」のロンドンプレミアに出席した(左から)ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、J.K.ローリング、ルパート・グリント

 人気映画シリーズ最終作の前編「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」(19日公開)の世界プレミアが11日(日本時間12日未明)、英ロンドン市内で行われた。原作のJ・K・ローリングさん(45)は続編の可能性を示唆しており、主演のダニエル・ラドクリフ(21)らも「(続編は)あり得ないことはない」と含みを持たせた。

 ロンドン随一の映画街、レスター広場にハリー役のラドクリフ、ロン役のルパート・グリント(22)、ハーマイオニー役のエマ・ワトソン(20)が集結。01年の第1作公開時は幼かった3人が、成人して帰ってきた。
 米国の大学に留学中のワトソンは、これまでのイメージを払しょくしたショートヘア。英紙は「オードリー・ヘプバーンの再来」と指摘した。気温10度を下回っても、肌を露出したドレスで登場し「人生の半分を費やした作品が終わるから気持ちが高ぶっているわ」と笑顔を振りまいた。
 今回がシリーズ7作目。来年7月15日公開の「PART2」で完結することになっている。ただ、原作のローリングさんは米テレビ番組で「第8、9、10巻と物語を書けるし、続編を書かないと言うつもりはない」と語り、継続の可能性を示唆している。
 この発言を受けて、ワトソンもプレミアで「ネバーセイ・ネバーアゲイン(二度とやらないなんて言わないで)」と語った。このフレーズは83年、映画「007」シリーズのショーン・コネリー(80)が12年ぶりにジェームズ・ボンド役に復帰したタイトルを引用したもの。「自分の中ではハーマイオニーに別れを告げたはずだけど、そのときになってみないと分からない」と再登板を否定しなかった。
 雨模様の中で行われたこの日は、40カ国150媒体の報道陣を含む約4000人が詰めかけた。ラドクリフは「シリーズの中でベストワンだと思っている」と自信。17日に来日するグリントは「相撲を見たいと思っている。クールだからね」と話した。

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2010年11月13日のニュース