中国報道官 映画祭欠席は「意思疎通の不足が原因」

[ 2010年10月27日 14:13 ]

 東京国際映画祭で台湾代表団の名称をめぐり中国と台湾の双方が開幕式参加をとりやめた問題で、中国国務院(政府)台湾事務弁公室の楊毅報道官は27日の記者会見で「当事者間の意思疎通の不足」が原因だったと述べた。

 報道官は「今回の問題が中台映画人の今後の協力に影響を与えないと信じている」と述べたが、同様のトラブルを防ぐための具体的な方策を考えているのかとの問いには、回答を避けた。

 台湾各紙によると、同映画際で中国代表団は台湾代表団に対し「台湾」ではなく「中国台湾」などの名称を使うよう要求。台湾側はトラブルを恐れて23日の開幕式の参加を断念、中国側も抗議のため参加をとりやめた。(共同)

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2010年10月27日のニュース