11歳・荒川ちか いきなり“海外映画”主演!

[ 2010年8月14日 06:00 ]

ロシア映画「ヤクザガール」に主演した注目の美少女、荒川ちか

 11歳の美少女が、いきなり“海外デビュー”する。神奈川県出身の小学5年生、荒川ちか。浅野忠信(36)が主演した「モンゴル」の監督、セルゲイ・ボドロフ氏(62)に認められ、ロシア映画「ヤクザガール」の主演に抜てきされた。9月の「ウラジオストク国際映画祭」特別招待作品として上映される。

 肩まで伸びた黒髪に目ヂカラの強い大きな瞳の女の子。昨年夏、都内で行われたオーディションで、ボドロフ監督から「少女らしい少女だ」と主役に選ばれた。
 ボドロフ監督は「モンゴル」で、08年のアカデミー外国語映画賞にノミネートされたことで知られるロシアの実力派監督。「ウラジオストク国際映画祭」では、初日の9月11日にオープニング上映が予定されており、荒川はレッドカーペットを初体験する予定だ。映画のセリフはほとんどがロシア語。そのハードルを難なくこなした小さなヒロインに国際的な注目が集まりそうだ。
 役どころは六平直政(56)演じるヤクザの親分の孫娘。抗争の混乱から遠ざけようと、祖父は孫娘のイタリア行きを計画。しかし、飛行機の経由地ロシアで抗争相手に誘拐されそうになり、1人で見知らぬ北国の街を逃走。さまざまな困難を乗り越えて成長する姿をコメディータッチで描いていく。
 荒川は09年のテレビ朝日「歌のおにいさん」のほか、ドラマやCMにも出演してきたが、映画は初主演。去年の9月末からウクライナで2カ月間の撮影。その直前の1カ月でロシア語を全力で勉強して現地入り。慣れない外国語だったが、短期間で日常会話に不便がないぐらい習得していたという。
 荒川は「海外に行ったのは初めてだったけど、ロシア語を覚えて使うのが面白かった。オーディションの話を聞いた時からぜひ演じてみたいと思っていたのでうれしかった」と笑顔で話している。

 ◆荒川 ちか(あらかわ・ちか)1999年(平11)7月29日、神奈川県生まれの11歳。趣味は囲碁。好きな言葉は「スマイル」。06年のテレビ朝日「快感職人」で6歳でデビュー。ドラマは同局「臨場」などにも出演。身長1メートル50。

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2010年8月14日のニュース