風間杜夫、阿部寛が悼む 萩原流行「つかさんは銀ちゃんそのもの」

[ 2010年7月12日 12:54 ]

 劇作家、演出家で作家のつかこうへいさんの訃報に、つかさんと縁の深い俳優がその早すぎる死を悼んだ。

 
 ▼俳優・風間杜夫 訃報に接し、衝撃を受けています。今はまだ、とても信じたくない。入院されたことは知っていたが、人一倍、いや百倍二百倍ものエネルギーを持っている人なので、必ず元気な姿を見せてくれると確信していた。つかさんの教えを胸に刻んで芝居をすることだけが、僕に出来る恩返しです。心からご冥福をお祈りします。

 ▼俳優・萩原流行 3年前かな、仕事で韓国に行くつかさんと同じ飛行機便で、久しぶりに会った。つかさんは「男はさみしいね」と言って、現地で朝まで一緒に飲んでカラオケをした。それが最後になった。こんなに唐突に訃報を聞きたくなかった。つかさんは自身の「蒲田行進曲」の(花形スター役)銀ちゃんそのもの。人間の優しさももろさもすべてあった。彼は芝居では愛しか伝えていない。それを直球で投げて陳腐にならない。彼のような人はもう後世には出ないだろう。

 ▼俳優・阿部寛 厳しい中にも、常に役者への愛情が満ちあふれている方でした。20代の後半に、つか先生に出会え、役者として生きる自信を教えていただきました。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。できれば、あと一度だけ、先生の舞台が踏みたかったです。

続きを表示

2010年7月12日のニュース