八田亜矢子 東大卒業で“刷り直し”危機を回避

[ 2010年3月26日 06:00 ]

東大赤門前で自著を手にポーズをとる八田亜矢子

 タレントの八田亜矢子(25)が25日、東京大学本郷キャンパス(文京区)で開かれた卒業式に出席し、医学部健康科学科を卒業した。4月からは東大大学院へ進む。

 教養課程から専門課程へ移る3年の進級で2度留年しており、喜びもひとしお。袴(はかま)姿で「とてもうれしい。6年間は長かった」と笑った。
 専門課程では「メタボリック症候群にならないためには?」などの予防医学を学び、芸能活動と両立。卒業論文と試験を経て卒業が決まった。論文を仕上げるため、大学に泊まり込んだ日もあったという。
 大学院は医学系研究科の専門職学位課程「公共健康医学専攻」(2年コース)で、「卒業見込み」の段階で受験し、昨年10月に合格。卒業できなければ進学できなかっただけに「胸を張って通えます」と何度も笑みがこぼれた。
 さらに、自らの体験を記した4月発売の著書「今日からできる!東大脳の育て方」(ワニブックス)は、「東京大学大学院生 タレント」の肩書で準備していたため、「卒業できて、本当によかった」と胸をなでおろした。
 肩書の入った表紙の印刷は卒業決定まで待っていたため、出版社も、ひと安心。多くの人に祝福され、八田は「大学院は早くからしっかり単位を取ってストレートで卒業したいです」と誓った。

 ◆八田 亜矢子(はった・あやこ)1984年(昭59)10月4日、東京都生まれの25歳。筑波大付属高校卒業後、1年間の浪人時代を経て04年4月に東大理科2類に入学。04年度ミス東大に選ばれる。バラエティー、クイズ番組などで幅広く活躍。趣味は料理。1メートル64、血液型A。

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2010年3月26日のニュース