朝ドラは8時に!NHKが大型番組編成へ

[ 2009年12月26日 06:00 ]

 NHKが来春から朝の時間帯に大型情報番組を編成する。生活情報を主に伝えている現在放送中の「生活ほっとモーニング」(月~金曜前8・35)に対して、新番組は社会や政治、エンターテインメントなど幅広い分野の情報を取り扱う予定。民放各局が繰り広げる“朝の情報番組戦争”にNHKが参戦する形になる。

 新番組は、視聴者の視点に立って情報を伝えるというのがコンセプト。情報をただ伝えるのではなく、世の中で起こっている社会や政治の問題が視聴者の生活にどのような影響を及ぼすかを検証したりするほか、芸能や同局ドラマ、番組をはじめとしたエンターテインメント系の情報も取り扱う方針。さらに、同局のさまざまな番組に寄せられた意見や質問に応じる企画も検討されており、情報番組の新スタイルを目指すようだ。
 同局の朝帯は1966年に「こんにちは奥さん」がスタートして以来、一貫して生活情報番組が放送されてきた。95年4月に開始した現在の「生活ほっとモーニング」も健康や料理、ファッションなどの関連情報を主に伝えており、新番組の内容はこれまでと大きく変わることになる。
 放送は午前8時15分から同9時55分までの1時間40分になる予定。これに伴って、連続テレビ小説の放送時間が48年ぶりに変更され、スタート時間が午前8時に繰り上がる。同局の朝帯に1時間40分にもわたる大型番組が編成されるのは初めてとなる。
 連続テレビ小説を午前8時開始にすることで、それ以前のニュース番組との区切りを分かりやすくし、視聴者の生活リズムの変化にも対応したい考え。幅広い分野の情報を扱う新番組で、同局への接触率が低い30~40代の女性視聴者を取り込むとともに、各番組の魅力や情報をアピールする場にする狙いもあるようだ。

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2009年12月26日のニュース