ポランスキー監督を保釈!スイスの高級保養地騒然

[ 2009年12月4日 22:59 ]

 スイス司法当局は4日、約30年前の米国での少女淫行事件のため身柄を拘束していた映画「戦場のピアニスト」のポランスキー監督を約2カ月半ぶりに保釈。同監督はスイス西部の高級保養地グシュタードに自ら所有する別荘で、逃走防止のため警察の監視下で軟禁状態に入った。

 目撃者によると監督は同日午後、拘束されていたチューリヒ近郊の拘置所から約220キロ離れたグシュタードの別荘「天の川」に関係者らとともに車で到着。現場は国内外から駆けつけた100人を超える報道陣でごった返す異様な雰囲気に包まれた。
 一方、スイスに監督の拘束を要請していた米国当局が求めている身柄の米国への移送については監督側が抵抗し、裁判所で審理が続いている。保釈は監督が高齢であることなどを考慮した結果とみられ、移送自体が回避されるかは不透明だ。(共同)

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2009年12月4日のニュース