舘ひろし“社命”で4万円ディナーショー

[ 2009年11月30日 06:00 ]

初のディナーショーを開催する舘ひろし

 俳優の舘ひろし(59)が芸能生活34年目で初のディナーショーを岐阜・下呂温泉で12月8日に開催する。自身のヒット曲「泣かないで」や故・石原裕次郎さんの「赤いハンカチ」などを披露する予定。単独のステージはNHK紅白歌合戦に初出場した84年の日本武道館コンサート以来となる。

 このほど都内で行ったリハーサルで熱唱した舘は「本番はちゃんと歌えるか心配。非常に緊張しているので、緊張しないように頑張ります」と思いを語った。
 「泣かないで」の大ヒットで紅白初出場を果たした25年前の武道館以来となる単独ステージの会場は一転、温泉地。裕次郎さんが取り持った縁だった。
 下呂温泉にある旅館「水明館」で、裕次郎さんが87年7月17日に52歳で亡くなる数カ月前、1カ月以上滞在して静養した福井・あわら温泉の旅館「べにや」の当時の社長の妹が女将をしている。「女将に“ぜひに”と言われ、(石原プロの)小林(正彦専務)に“社命”と言われた」と笑った。
 10数曲を予定しており、「泣かないで」「赤いハンカチ」のほか、「皆さんご存じの歌がいい」と柴田恭兵(58)とのコンビで人気を呼んだ「あぶない刑事」シリーズの映画の主題歌などを中心に選んだ。
 俳優デビュー前の75年、ロックバンド「クールス」を結成しレコードデビューしたロックンローラーでもあり、歌への思いは熱い。「(これを機に)声がかかれば全国でディナーショーでもコンサートでもやりたい。歌いながら腰が振れるうちにね。いやらしい新曲も作ったよ」と笑顔。1席4万円。会場の定員は350人で2公演をこなす。「目で殺すのは2人かな」と控えめな目標を語った。

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2009年11月30日のニュース