“女子大生”のりピー 創造学園大に初登校

[ 2009年11月19日 06:00 ]

創造学園大のキャンパスに姿を見せた酒井法子

 覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた元女優の酒井法子(38)が18日、入学が決まった創造学園大(群馬県高崎市)のオリエンテーションに参加した。年明けの受講開始を前に、同校の教授や職員に校舎、施設などの案内を受けた。在校生と触れ合う機会もあり、時折、笑顔も見せた。

 酒井は午後1時ごろ、同大の中山キャンパスを訪れた。紺色のコート姿で、その顔はちょっぴりふっくらした印象。介護の道を勧めた前所属事務所「サンミュージック」の相澤正久副社長と、酒井をサポートしている建設会社会長の関係者ら数人が同行。午後6時ごろまで、大学の八千代キャンパス、同じ法人が経営する高崎医療技術福祉専門学校を見て回った。

 学校関係者によると、酒井はオリエンテーションで、パソコンや携帯電話を使った遠隔授業の説明を受け、茶室や庭園、音楽ホール、医療センターなどの施設を案内された。職員に「このキャンパスは何年にできたんですか?」など質問する場面もあった。学生と触れ合う機会もあり「在校生は仲間意識が強くて“みんなで頑張りましょう”と呼びかけていた。酒井さんは目に涙を浮かべて喜んでいた」(関係者)という。

 紅葉したもみじをバックに満面の笑みで写真撮影するなど、来年1月の受講開始を前に一足早い女子大生気分を味わった様子。相澤副社長は「自分の学校という意識があるので、すべてに興味を持って見ていました」と話した。

 酒井は遠隔授業を受けるために、このほどパソコンを購入。だが、この授業を受けるための操作方法などが分からなかったようで、相澤副社長らに相談。学校から直接説明を受けようと日程を調整したところ、この日の訪問になったという。

 ▼創造学園大学 04年に高崎短大と高崎福祉専門学校が統合して開学。ソーシャルワーク学部など2学部3学科。学長は学校法人堀越学園の理事長堀越哲二氏。明石康氏らが特別客員教授を務める

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2009年11月19日のニュース