絢香 故郷でのラスト唱に水嶋ヒロも

[ 2009年11月19日 06:00 ]

活動休止前ラストコンサートで熱唱する絢香

 バセドー病のため年内で歌手活動を無期限休止する絢香(21)が18日、活動休止前最後のライブ「MTV Unplugged ayaka」を大阪市中央区の大阪城ホールで開いた。今年2月に電撃結婚した俳優・水嶋ヒロ(25)も駆けつけ客席から見守る中、最後まで涙は見せず。「もう一度みんなに会えることを目標に笑顔で生きていきたい」と、病気に打ち勝っての再起を誓った。

 4月3日、絢香は都内で開かれた水嶋との結婚会見でデビュー翌年からの闘病を初めて公に。同時に年内でアーティスト活動を封印することも発表し、世間を驚かせた。
 バセドー病は甲状腺ホルモンの分泌異常で、頻脈などの症状が表れる。8月22日には青森・つがる市でのライブを急きょキャンセル。「息切れとめまいがひどく、ちゃんと歩けない状態」と、病状は深刻になっていた。
 しかしこの日は、2曲ずつ休憩をとった編成が功を奏したのか、それとも、最愛の伴侶のまなざしが支えとなったのか、最後まで病の陰を感じさせない生き生きとした歌声。直接水嶋に声をかけることはなかったが「私はあったかい愛に包まれて頑張れている」と、感慨深げに話すシーンもあった。
 無料招待となったこの日のライブには、1万人の定員に対し20万通もの応募が殺到。「言葉にできない“ありがとう”の思いを込めて歌います」と、ヒット曲「I believe」「三日月」など13曲を熱唱した。
 客席から「頑張って」「待ってるよ」と励ましの声援を受け、「きょうは休み前最後のライブですが、同時に新たなスタートだな、と思いながら歌うことができた」と、前向きに人生の第2章に臨む決意を報告。最後までその目に涙が光ることはなかった。
 「もう一度、みんなに会えることを目標に、一日一日を大切に、笑顔で生きていきたい」と、あらためて復帰への意欲をファンに向けて伝えた絢香。水嶋の芸能活動をサポートしながら、愛する伴侶と二人三脚で完治へ向けた治療に専念する。

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2009年11月19日のニュース