いつもは追い詰める側の水谷豊、容疑役に「出口が…」

[ 2009年9月25日 17:20 ]

ドラマ「誰かが嘘をついている」の一場面。水谷豊(左)演じるサラリーマンは電車を降りると女子高生に腕をつかまれた

 俳優水谷豊が、身に覚えのない痴漢の容疑で逮捕されるサラリーマンを演じた特別ドラマ企画「誰かが嘘をついている~有罪率99% 家族はあなたを信じてくれますか?~」が、フジテレビ系で10月6日午後9時から放送される。

 痴漢冤罪について水谷は「やってないという証拠が見つからなければ99%は有罪になって、しかし、やったという証拠は被害者の証言だけ。悪用しようとすれば、いくらでも人をおとしめることができる。一方で本当に被害に遭って大変な思いをしている人がたくさんいる。これは静かで大きな社会問題じゃないかと思ったんです」と語る。
 ドラマ「相棒」で容疑者を追い詰める側には慣れているが、「裁判で検察にどんどんはめられていく感じで、『やってない』って叫べなくなってくる。やったと言って楽になりたくなる。出口が見つからない」。息苦しそうな顔になった。作品は被告になった男と家族の関係も丁寧に描く。

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2009年9月25日のニュース