U字工事 栃木ブーム起こすぞ「M―1」再挑戦

[ 2009年7月14日 06:00 ]

M-1グランプリの予選大会に向けて意気込む昨年のファイナリストたち。(下段左から)ダイアンの西澤裕介、津田篤宏、キングコングの西野亮廣、梶原雄太、U字工事の福田薫、益子卓郎、モンスターエンジンの西森、大林、ナイツの塙宣之、土屋伸之、NON STYLEの石田明、井上裕介、笑い飯の西田幸治、哲夫

 毎年恒例となった若手漫才No・1決定戦「M―1グランプリ」の大会概要が13日、都内で発表された。ナイツ、キングコングら昨年の決勝進出者のうち7組が出席し、再挑戦を宣言。出身地の栃木県をネタにブレークしたU字工事は「優勝を逃したら栃木に1カ月間、出入り禁止になる」と厳しい覚悟で臨む。

U字工事、栃木に“出入り禁止”も

笑い飯、ついに“石頼み”

キンコン梶原、第2子生まれても「離婚する!」

ナイツ、代名詞封印「2000円もあきらめます」

モンスターエンジン「毎年やっていくのは地獄」

“ボツ率”7割 NON STYLE、M-1連覇に赤信号点滅!?

ダイアン、目指すは“最高のひとボケ”

 昨年、M―1の決勝大会に初出場して全国区になり、益子卓郎(31)の「ごめんねごめんね~」の決めぜりふで一躍人気者になったU字工事。バラエティー番組にも引っ張りだこになり「栃木県内からの仕事が殺到した」「ネタバレして営業でウケなくなった」と売れっ子になった喜びも悩みも尽きない。
 栃木の風土、名産などを自慢して、同じ関東地方でも茨城県や群馬県をライバル視する芸風。昨年、M―1は5位に終わり、ラジオ番組の罰ゲームで本籍を東京都港区に移した。益子は「今年、優勝すれば栃木に戻したい」と必死だ。
 M―1では決勝進出者が優勝を逃した場合の公約を掲げることが恒例化しつつあるが、この日、出席した7組は一足早く宣言。ナイツの塙宣之(31)が「(所属の)漫才協会を辞めます」、キングコングの梶原雄太(28)は「離婚します」など、過激な誓いを立てる中、益子は「本籍を茨城に戻します」。さらに「栃木に1週間、出入り禁止」と“ホームグラウンド”を失う覚悟も。他のコンビに促され、その期間を「1カ月」に延長した。
 優勝すれば賞金1000万円で、福田薫(31)は「原宿の竹下通りに栃木のアンテナショップを作りたい」と東京に栃木ブームを起こす意気込み。関西で漫才をした際には持ちネタが受けなかったことも明かし、益子は「M―1は全国版のネタで勝負したい」と抱負。なりふり構わず優勝を狙うつもりだ。

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2009年7月14日のニュース