沢竜二 失業者に門戸、劇団員面接に11人

[ 2009年1月10日 06:00 ]

面談で入団希望者の話を聞く沢竜二

 派遣切りなどで失業した人に対して劇団受け入れを表明していた大衆演劇の俳優、沢竜二(73)が9日、東京・千代田区の総評会館で採用面接を行った。「劇団に入れば雨露もしのげて、食事もできる」という呼びかけに、20~50代の男女11人が集まった。昨年5月に契約を解除されて以来、失業中という58歳の元システムエンジニアの男性をはじめ、希望者のほとんどが「住むところと仕事が欲しい」と切実な表情で面接へ。沢は「給料は3万~5万円ぐらいだが、何とか面倒をみたい。今後(雇用状況は)深刻になるだろうから募集は続けていくつもり」と話した。照明や音響係など劇団スタッフとしてまず5人前後を雇用予定という。

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2009年1月10日のニュース