はしの結婚!“父親”欽ちゃんが新郎いじり

[ 2009年1月8日 06:00 ]

舞台「あらん はらん しらん」のカーテンコールで、はしの(中)と結婚相手の綱島郷太郎(右)に、萩本欽一(左端)は祝福の言葉を掛けるがどこか悲しげ

 タレントはしのえみ(35)が7日、青年座の俳優・綱島郷太郎(35)と結婚したことを発表した。出演中の東京・明治座公演「新春公演 あらん はらん しらん」のカーテンコールで、師匠の萩本欽一(67)に促され報告。欽ちゃんは「娘のようにかわいがってきた。ぶんどられたような気がする」と、芸能界の“父親”として複雑な心境をうかがわせながら祝福した。

 カーテンコールで欽ちゃんは、客席で観劇していた綱島を舞台に上げ「娘がお世話になっております。お仕事はなんですか?」と質問。俳優と聞くと、役づくりでヒゲを生やしている綱島を見ながら「汚い役者さんですね」。続いて「どこで出会ったんですか」と尋ね、はしのが「お昼のドラマ(06年放送のTBS“みこん六姉妹”)をやっていた時の共演者です」と説明すると「お仕事しながらよく口説いてくれました」と笑わせた。
 父親が新郎をいじめるホームドラマのようなやりとり。愛娘を取られる欽ちゃんの本音だった。
 16歳で鹿児島から上京したはしのは、欽ちゃんがプロデュースする演劇集団「欽ちゃん劇団」の1期生。現在、欽ちゃんファミリーとして活躍するタレントの多くがテレビ番組のオーディションを経て芸能界入りしたのに対し、はしのは欽ちゃんが舞台女優からお茶の間の人気者にまで育て上げた。それだけに、欽ちゃんにも“父親”としての意識が強い。
 欽ちゃんは2人に手をつながせると「泣けてきちゃった」とうれし涙。「ずっとずっと幸せに、ずっとずっと付いていくんだよ」と優しく声を掛けると、はしのも目を潤ませた。
 はしのと綱島は「みこん六姉妹」で婚約者同士の役だったが、ドラマでは結婚せず、現実でハッピーエンドとなった。年男年女同士であることにちなみ元日に結婚した。
 欽ちゃんは翌2日の公演初日後に報告を受けたといい「デッドボールを食らった気分でした」。交際も知らなかったとし、綱島と会うのもこの日が初めて。「(はしのは)辛抱強い子だから優しく大事にしてあげてね。お願いします」と深々と頭を下げていた。

 ◆はしの えみ 1973年(昭48)10月23日、鹿児島県生まれの35歳。90年に上京し、アイドルグループ「CHU CHU」のメンバーとしてデビュー。TBS「王様のブランチ」(土曜前9・30)に96年から出演。女優としても04年のNHK大河「新選組!」などに出演。

 ◆綱島 郷太郎(つなしま・ごうたろう)1973年(昭48)5月16日、東京都生まれの35歳。97年4月に青年座入団。01年のNHK「おらが春」、07年のテレビ朝日「ぽっかや診療所事件カルテ」などのドラマに出演。映画は「地下鉄に乗って」(06年)など。

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2009年1月8日のニュース