「おくりびと」が1位に/キネマ旬報ベストテン

[ 2009年1月8日 16:19 ]

 2008年公開の映画を対象とした第82回キネマ旬報ベストテンが8日発表され、日本映画の1位に「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が選ばれた。

 遺体をひつぎに納める仕事に就いた男性が、死の尊厳に目覚める姿を描いた作品で、監督賞と脚本賞(小山薫堂さん)、主演男優賞(本木雅弘さん)も併せて受賞した。
 外国映画の1位は、コーエン兄弟が監督した麻薬取引に絡む追走劇「ノーカントリー」だった。表彰式は2月18日、東京・銀座ブロッサムで。
 ベストテンと他の各賞は次の通り(敬称略)。
 【日本】(1)おくりびと(2)ぐるりのこと。(3)実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(4)トウキョウソナタ(5)歩いても 歩いても(6)闇の子供たち(7)母べえ(8)クライマーズ・ハイ(9)接吻(10)アフタースクール
 【外国】(1)ノーカントリー(2)ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(3)ダークナイト(4)イントゥ・ザ・ワイルド(4)ラスト、コーション(6)イースタン・プロミス(7)その土曜日、7時58分(8)エグザイル/絆(9)つぐない(10)チェチェンへ アレクサンドラの旅(四位は同点で二作品)
 主演女優賞=小泉今日子▽助演男優賞=堺雅人▽助演女優賞=樹木希林▽新人男優賞=井之脇海▽新人女優賞=甘利はるな▽外国映画監督賞=シドニー・ルメット、ショーン・ペン▽文化映画一位=嗚呼 満蒙開拓団

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2009年1月8日のニュース