幼い娘と岸辺で別れ…感動の名作再び劇場で

[ 2008年12月2日 06:00 ]

 2001年の米アカデミー賞で短編アニメーション賞を受賞した8分間の映画「岸辺のふたり」(監督マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット、英・オランダ合作)が6日から東京・新宿武蔵野館で1年間の上映をスタートさせる。03年には日本でもDVDが発売。翌年には劇場公開も行われたが、殺伐とした時代にファンから「もう一度劇場で見たい」という要望が殺到。そんな声に後押しされて配給権を持つクレスト・インターナショナルが再びのロードショーに踏みきることになった。

 幼い娘を置いて岸辺からボートに乗って行ってしまった父。別れた場所を訪れ続ける娘。四季は何度もめぐっていつしか大人になるが、父を思う気持ちがやがて奇跡を呼ぶ。同監督の3分間の新作「アロマ・オブ・ティー」との2本立てで、午前10時から連日の500円ワンコイン興行。話題を呼びそうだ。

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2008年12月2日のニュース