「三丁目の夕日」舞台“進化”して映画超え

[ 2008年11月17日 06:00 ]

終演後、主演の三田佳子(中央右)に花束贈呈した柴田幸嗣・スポーツニッポン新聞社専務取締役(中央左)

 スポーツニッポン新聞社が創刊60周年記念事業の一環として主催する舞台「三丁目の夕日」の「スポニチ観劇会」が16日、東京・浜町の明治座で行われた。

 今月3日に開幕し、28日の千秋楽に向けちょうど折り返し地点。昭和30年代の下町で洋装店を営む主演の三田佳子(67)は「お客さまからの反応を生かして、舞台がどんどん締まってきています」と笑顔。当初、夕日を見つめるラストシーンで出演者が客席を向いていたが、全員で話し合い、ステージ後方の夕日を見上げる演出に変更。「舞台は生き物ですから」と作品が日々変化していることを強調した。
 この日は、スポニチの関係者ら約1200人が来場。三田が娘に対する思いを吐露するクライマックスでは、客席のあちらこちらでハンカチで目元をぬぐう姿も見られた。カーテンコールでは出演者全員で「上を向いて歩こう」を大合唱。三田は「スポニチさんが60周年の記念にこの舞台を選んでくれました。みなさん、ますますスポニチを愛してくださいね」と呼びかけ、スポニチ本紙のPRに一役買った。
 開演前には、本紙の山本進代表取締役社長がステージ上から「原作者の西岸良平さんも観劇され“映画版より素晴らしい”と述べられたそうです。舞台にはスポニチの看板も出てきます。役者さんだけでなく、そちらもご覧ください」とあいさつした。

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2008年11月17日のニュース