草なぎ映画 監督が寝坊で舞台あいさつ遅刻

[ 2008年5月25日 06:00 ]

 「SMAP」草なぎ剛(33)の主演映画「山のあなた 徳市の恋」の初日舞台あいさつが24日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、出席予定だった石井克人監督(41)が寝坊して遅刻する騒動があった。草なぎが「監督は寝坊して来られないそうです」とジョークを交えて暴露。満員の観客の反応もよく、笑いに包まれた初日となった。

 取材陣に公開された1回目の舞台あいさつは、ほぼ予定通りの午後0時35分にスタート。監督を除くキャスト5人で登壇すると、草なぎが「監督が、徳市の役にぴったりだと言ってくれて引き受けたんですけど、その監督が寝坊して来られないそうなんですよ。ありえないですよね」と苦笑いで暴露。「今まで1度も寝坊したことなかったのに、この大切な日に遅れるなんて、ある意味天才だと思いました」と話して笑いを誘った。

 舞台あいさつなどの司会が多いフジテレビの軽部真一アナ(45)も「公開初日に監督不在というのは見たことない。今後もないでしょう」とあきれ顔。「開始10分ほど前、スタッフに“今起きた”とメールが来たそうです」と説明した。

 結局、監督が来ないまま舞台あいさつは終了。配給の東宝によると、集合時間の正午になっても監督が姿を見せないため、スタッフが何度も電話したが連絡が取れなかった。

 午後1時半スタートの2回目の舞台あいさつ直前にようやく到着。都内の自宅から電車を使い、駅からは全力疾走だったそうで、共演者やスタッフに汗だくのまま土下座する勢いで「すいませんでした」と平謝り。「1回起きたんですけど、2度寝しちゃいました」と釈明した。観客の前でも「1回目、遅刻して来られなかった石井です。ここに来られて良かったです。何を言っても真実味ないですが…」と自嘲(じちょう)気味にあいさつした。

 関係者によると、前日は打ち合わせなどで午後11時過ぎまで会社内で仕事。アイデアがひらめくと、すぐに書き留める性格で、帰宅後も深夜まで映画の構想を練るなどしていたようだ。

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2008年5月25日のニュース