しずちゃん“ヘビー級”ボクサー役

[ 2008年3月15日 06:00 ]

 存在感ある演技で定評があるお笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃん(29)が、6月19日スタートのNHKドラマ(タイトル未定、木曜後8・00)で女性ボクサーを演じる。ストレス解消のためボクササイズを始めたことをきっかけに、ボクシングに打ち込んでいくOL役。5月に予定されているクランクインに向け、ボクシングの猛特訓を始めている。

 しずちゃんの女性ボクサーはまさに“ハマリ役”。バラエティー番組などでは身長1メートル82、体重90キロ超の巨体を生かしたパワーだけでなく、意外な俊敏さも披露。昨年には偶然にも趣味でボクシングも始めていた。
 相方の山ちゃん(30)も父親が元ボクサーで、兄がキックボクサーというボクサー一家で育っており、アドバイスを求めることも可能だ。役作りへの環境は完ぺきに整っているが、同局関係者は「彼女のヘビー級のパンチに耐えられる相手役がなかなか見つからなくて…」と苦笑いする。
 ドラマで演じるのは、仕事で悩むOL役。ストレス解消のためボクササイズを始めたことをきっかけに、ボクシングにのめり込むようになる。自身が通うボクシングジムの会長の愛娘との試合がクライマックスで、女性同士の激闘は大きな見どころとなりそうだ。
 「木曜時代劇」を放送してきた同局木曜午後8時枠は4月から「ドラマ8」に変更、10代の若者とその親をターゲットにしたドラマ制作を進めている。このドラマでも、個性豊かな周囲の人たちに励まされながら、挫折や試練を乗り越えていく主人公の姿を描くことで、若者への応援歌的なドラマにしたい考えだ。
 しずちゃんは、映画「フラガール」(06年公開)でフラダンサー役を演じ本格的に女優デビュー。07年の日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞するなど、巨体を生かした存在感だけでなく、その演技力も評価されている。テレビドラマではTBSの連続ドラマ「笑える恋はしたくない」(06年)で、「次長課長」の河本準一(32)と恋におちる役どころで主演を果たしている。

続きを表示

2008年3月15日のニュース