バイオリニスト神尾真由子がCD発売

[ 2008年3月15日 06:00 ]

世界25カ国以上でCDリリースすることが決まった神尾真由子

 昨年6月のチャイコフスキー国際コンクールのバイオリン部門で日本人として史上2人目の優勝を果たした神尾真由子(21)がCDデビューする。

 レコード会社数社の争奪戦の末、米大手の「ソニー・BMGマスターワークス」と契約。10月にアルバム「PRIMO」を米国や英国、フランスなどの欧州各国、中国、オーストラリアなど世界25カ国以上で発売する。日本の発売元は「BMGジャパン」で、世界に先駆け日本での発売日は6月4日。翌5日から全国リサイタルツアーを開催することも決定した。デビュー盤にはチャイコフスキーの「ワルツ・スケルツォ」などが収録される見込みだ。
 神尾は現在、スイスでチューリヒ音楽院のザハール・ブロン教授の指導を受けており、16日から現地でレコーディングを開始。その後は22日にスイス・サンモリッツ、28日にドイツ・ヴッパータール、4月5日にモスクワで公演が控える多忙ぶり。
 「世界の音楽ファンの皆さんに、私の演奏を聴いていただける素晴らしい機会を頂いて、とてもうれしく思います。今からワクワクしています」と話している。

 ◆神尾 真由子(かみお・まゆこ)1986年(昭61)6月12日、大阪府豊中市生まれ。祖父の勧めで4歳からバイオリンを始め、10歳でシャルル・デュトワ指揮のNHK交響楽団と共演。98年、11歳でメニューイン国際バイオリンコンクールジュニア部門に史上最年少で入賞。

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2008年3月15日のニュース