江川卓氏がFA人的補償問題に提言「空白の一日の当事者が何言ってんだよってなるかもしれないけど…」

[ 2024年1月16日 16:02 ]

江川卓氏
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 元巨人の江川卓氏(68)が自身のYouTubeチャンネルを更新。ソフトバンクと西武の間で混乱を呼んだFA移籍の人的補償問題を「空白の一日」の当事者として鋭く切った。

 江川氏は「40~50年前にあったような話ですね~」と感想を漏らした。

 人的補償を巡って本来は当該2球団のみが共有するプロテクト情報が流出。事前に選手の名前が出て、当事者を傷つける事態に発展した。

 江川氏自身もプロ入り時に球団の思惑に利用され、ドラフト指名された阪神から1対1で巨人にトレードされた。

 いわゆる「空白の一日」で、トレード相手が巨人でエース格の小林繁氏だったことから江川氏自身も大きな非難を浴びることになった。

 江川氏は「当事者の俺が何言ってんだって話になるかもしれないけど、共通しているのは決め事が動くから変になる」とずばり指摘した。

 プロテクト名簿が当該球団でしか共有しないことが問題で、日本野球機構(NPB)など第三者が間に入ることで解決出来る。

 かつて中日と日本ハムの間でも人的補償を巡って問題が起きているのにNPBは放置してきた。

 江川氏は「決めたら動かさない。何か起きたらこうすると決めておく。システムの整備をしておいた方がいい」と提言した。

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