ソフトB中谷将大リハビリコーチ “自分の仕事がない”のが理想 コミュニケーション重視

[ 2024年1月16日 06:00 ]

野手部門を担当する中谷リハビリコーチ
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 右の長距離砲として17年には、阪神で20本塁打を放った中谷将大リハビリコーチ(31)。これまでこの部門の担当者は現役時代にケガを経験した選手が、その経験を伝えることが多かったが、「正直、僕は今までケガをしたことが一度もないので。逆に僕はケガをしないためにこういうことをしていたと、違う観点から伝えることができるかなと思う」とイメージした。

 理想は「僕の仕事がないっていうのが、チーム的にいいと思う。正直、誰も来ないぐらいがいい」と語る。ただ、長いシーズン。そううまくいかないことも分かっている。「結構、話をするのは好きなので。聞く方も好きですし。そういうふうにコミュニケーションを取ってやっていきたい」と、取り組んでいくつもりだ。

 昨年はホークスジュニアアカデミーのコーチとして小学生と向き合った。「押しつける」コーチングだけはやらないよう意識し、「どうやったら伝わるかな?って考えながら過ごしたっていうのは、この1年で凄く勉強になった」と、新しい役職にも生かしていく。

 ◇中谷 将大(なかたに・まさひろ)1993年(平5)1月5日生まれ、福岡県出身の31歳。福岡工大城東から10年ドラフト3位で阪神に入団し、17年は1軍で自己最多の133試合に出場で20本塁打。21年にトレードでソフトバンクに移籍し、23年1月に引退。右投げ右打ち。

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