西武・陽川が原点の上富田で決意「横田の分までやりたい」急逝の元同僚に逆襲誓う

[ 2024年1月8日 16:51 ]

和歌山・上富田スポースセンターで自主トレを行っている西武・陽川(撮影・遠藤 礼)
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 西武の陽川尚将内野手(32)が8日、和歌山県上富田町にある「上富田スポーツセンター」で自主トレを行った。

 一昨年12月の現役ドラフトで阪神から移籍した西武で迎える2年目。昨年まで8年連続で拠点としてきた上富田で2024年も始動した。昨年は1軍で9試合の出場にとどまるなど不完全燃焼の1年。逆襲を期すプロ11年目へ「まだ老け込む歳じゃないと思ってるんで。良い1年にしたい」と決意を込めた。

 昨年11月には同年7月に脳腫瘍で亡くなった同期入団の元阪神・横田慎太郎さん(享年28)の実家を阪神時代の同僚・岩貞、梅野、岩崎と訪問。遺骨の前で手を合わせた。「昨年、横田の前で手を合わさせてもらった。横田がまだやりたかった野球を自分はまだできているので。幸せに感じて横田の分までという思いはある」と表情を引き締めた。

 チームは今オフにアギラー、コルデロと強打の助っ人を補強も陽川は「(2人のことは)知らないですね。自分がやるだけなんで」と意に介さない。「自分は打ってナンボの選手。キャンプからアピールできるように」。

 この日も西武の後輩・野村と朝からランメニュー、フリー打撃など精力的に汗を流した。天国で見守る横田さんに数多くのアーチを届け、レギュラー奪取を狙う。(遠藤 礼)

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