巨人・山崎伊織に遠い10勝目 中5日で1失点完投も無援 2桁勝利王手から6戦勝ちなし

[ 2023年9月26日 20:37 ]

セ・リーグ   巨人0―1DeNA ( 2023年9月26日    横浜 )

<D・巨>負けはしたものの好投した山崎伊はDeNAナインに一礼する (撮影・西川祐介)
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 巨人の3年目右腕・山崎伊織投手(24)がDeNA戦(横浜)で今季22度目の先発登板。5月以来プロ2度目の中5日登板で8回4安打1失点と好投し、プロ2度目の完投も打線の援護なく5敗目を喫した。

 11連勝中で、すでに今季15勝を挙げていた相手先発左腕・東との投げ合い。ただ、東が今季喫した2敗はともに巨人戦という一方で山崎伊は今季DeNA戦で無傷の4勝という状態で試合が始まった。

 味方打線は2回の1死満塁に続いて3回の1死一、二塁もあと1本が出ず無得点。そして、0―0のまま迎えた3回だった。先頭の山本にこの試合初の被安打となる左前打を許すと、林と東の内野ゴロで二進、三進。この2死三塁で打席に迎えた大田に初球の外角カットボールを左翼線への適時二塁打とされて先に1点を失った。

 だが、終わってみればこのわずか1点が相手の決勝点。前日25日に4安打13三振に封じられた打線はこの日も5安打8三振に終わり、2試合連続の0―1敗戦という屈辱を味わった。

 山崎伊は8月12日のDeNA戦(東京D)で今季9勝目をマークするも、初の2桁勝利を前にこれで6試合連続で足踏み。45日&6試合ぶりとなる自身初の2桁勝利を手にすることはまたもできなかった。

 9月12日の阪神戦(甲子園)では8三振を奪い、8回3安打無四球1失点でプロ初完投を飾るもチームが0―1で敗れて今季4敗目。前回登板した9月20日の阪神戦(甲子園)でも6回6安打2失点と好投して勝利投手の権利を得て降板したが、3番手右腕・菊地が8回に勝ち越しを許して“5度目の正直”を逃していた。

 山崎伊の投球内容は8回で打者28人に対して114球を投げ、4安打1失点。6三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は150キロだった。
 

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