カブス鈴木誠也が積極性なアプローチで見違える成績に、地元解説は「殿堂入りするレベル」と称賛

[ 2023年9月6日 12:31 ]

7回に同点となる16号2ランを放った鈴木(AP)
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 カブスの鈴木誠也外野手(29)が5日(日本時間6日)、シカゴでのジャイアンツ戦に「6番・右翼」でスタメン出場。前夜に続き、同点本塁打を含む4安打3打点の大暴れでチームを11―8の勝利に導いた。

 TV実況を担当するマーキースポーツネットワークは、この日の鈴木の第1打席の前に8月1日以降の好調は積極性にあるとし、データを提示。それによると7月31日まではボールを見ていくアプローチで、スイング率は39・8%、ストライクゾーンの球のスイング率は58・4%、結果は長打率が・383、三振率が25%と冴えない成績だった。

 それが8月1日以降は早いカウントから積極的にバットを振っていくアプローチに変更、スイング率は46・1%、ストライクゾーンの球のスイング率は67%となった。結果は長打率が・673、三振率が16・8%と著しく成績が向上している。解説のジョー・ジラルディ氏は「長打率・673、三振率16・8%は殿堂入りするレベルの選手の数字だ」と称賛している。

 この日も5打席に立って4安打だったが、全てファーストストライクか、セカンドストライクから振っていった。3回の第2打席は1-0から95マイルの内角2シームを打って二塁内野安打。5回の第3打席はファール、空振りなどでフルカウントになったあと、7球目の外角スライダーを左中間二塁打。実況アナウンサーが「SCORCH(焼け焦げた)」と表現したほどの強烈な当たりで、打球速度は111・6マイルだった。

 7回の第4打席は3-1から72マイルの外角低めスライダーをレフトスタンドに同点となる2点本塁打。8回の第5打席は2-1からスライダーをファールにした後、5球目の高めスライダーを中前適時打とした。

カブスも3連勝で、成績は75勝64敗となっている。

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