オリックス・曽谷 プロ初勝利の代わりに得た「手応え」 5回無失点に「自分の役割は果たせたのかな」

[ 2023年9月6日 05:45 ]

パ・リーグ   オリックス0ー3西武 ( 2023年9月5日    ほっともっと神戸 )

<オ・西>力投するオリックス・曽谷 (撮影・奥 調)
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 オリックスのドラフト1位・曽谷が5回1安打無失点の快投を見せるも、待望の初勝利はお預けとなった。今季13度目の零敗を喫した打線は9月の4試合で計4得点。マジックは16で足踏みで、今季5戦全勝だったほっともっとフィールド神戸での初黒星でも、期待の新人左腕の成長が光明となった。

 「全体的にはテンポ良く、ゾーンに強いボールを投げ込めていたと思いますし、自分の役割という部分は果たせたのかなと」

 初回先頭の源田の初球に150キロをマークするなど、初回からエンジン全開。得意のスライダーも切れ、5三振を奪った。3試合の中継ぎ登板からスタートし、ここ4戦連続で先発。3回無失点だった8月13日の楽天戦に続く好投で、ポストシーズンを含めた今後に楽しみが膨らんだ。

 大事に育てる方針で5回67球で降板させた中嶋監督は「持っているボールはいい。これから続けていけるように」と期待をかけた。一方、0―0の8回には、1死から宗のこの試合2つ目の失策をきっかけに3失点。首位独走中ながら、貧打と拙守も顔を出しており「野球にエラーはある。ただ、そこを頑張って抑えるか抑えないか。野手と投手の共同作業になってくる」と、チームを引き締めるのを忘れなかった。 
 (山添 晴治)

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