【DeNAスポニチインタビュー(1)】1000試合達成の桑原「二塁手なら野球は…」の衝撃発言

[ 2023年9月4日 12:00 ]

1000試合出場を祝したサイン色紙を手にするDeNA・桑原
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 DeNAの桑原将志外野手(30)が、8月29日の阪神戦(甲子園)で通算1000試合出場を達成した。同球団在籍のみとしては29人目で、生え抜き高卒(福知山成美出身)外野手の右打ちでは、球団史上初の達成者となった。スポニチではチームを元気にけん引する12年目に単独インタビューを実施。「プロ期」「幼少期」「学生期」と3回に分けた大型連載で、節目を迎えた「ハマのガッツマン」の本音に迫った。第1回は「プロ期」。(聞き手、DeNA担当・大木 穂高)

 ――まずは1000という数字をどう思う?
 「想像していませんでした。3年前くらいから、1000試合達成できたらいいなあ、とは計算していました。でもプロ入り後にこの数字を達成できるとは、まったく思っていなかったです」

 ――ここまで自分が取り組んでこられた原動力は?
 「そんなに後先を考えてやるタイプではないので、目の前のことを一生懸命やってきた。それだけですかね」

 ――入団当初は内野手、主に二塁手だった。それから外野手。今の牧選手の二塁守備をみてどう思う?自分の方が上手い…?。
 「それは全くないですね。それだったら、僕が今セカンドやっていますから(笑い)」

 ――二塁手から中堅手に移った時期はいつごろ?
 「2年目です。3年目には1軍でスタメン出場できるようになりました」

 ――二塁手をやめることに踏ん切りはつけられた?
 「その当時、とてもじゃないけど僕の守備はプロで通用しないと思ったので…。もともと送球でイップス(心理的な送球難)を持っていて、打撃にも影響が出ていたので、当時、2軍監督の山下(大輔)さんがコンバートを提案してくれました。もし山下さんが言ってくれなかったら、きっと今ごろは野球をやっていなかったですよ」

 ――二塁手から中堅手になったことが、1000試合出場へのターニングポイントだった。
 「そうなんですよ」

 ――最も思い出に残る試合は?
 「それはプロ初出場ですね。(12年10年1日、中日戦)。山井さんから初安打を打てて、今でも忘れられません」

 ――中堅手の練習は相当取り組んだと思うけど、誰かのプレーを真似したりとかは?
 「真似はしていないですが、結構練習はしました」

 ――イメージした中堅手像、外野手像はあった?
 「それもないですけど、もともと内野手だったので、打球判断での、一歩目のスタートとかはスンナリできたというのはありました」

 ――今は打撃と守備とどっちが好き?
 「両方、違う思い入れがあるんですが、守備って(投手を助ける)責任も背負っているので、緊張感があるのは守備ですかね」

 ――中堅手として自分を支えてきた自信のあるプレーは?
 「前への打球判断は負けない自信はあります」

 ――アマチュア時代から養われたもの?
 「本当に内野をやっていたことがすべてかなと思います」
 (第1回終了) 

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