阪神・岡田監督 近本死球も怒り通り越してあきれ返る「情けないのう」 ヤクルトは両リーグ最多与死球

[ 2023年9月4日 07:00 ]

セ・リーグ   阪神7-1ヤクルト ( 2023年9月3日    神宮 )

<ヤ・神>9回無死、脇腹に死球を受けた近本(5)の交代を告げる岡田監督(右)(撮影・北條 貴史)
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 阪神・岡田監督は怒りを通り越してあきれ返っていた。近本の死球を問われ「ええ?情けないのう。2年連続で優勝したチームやしのう」と、ヤクルト投手陣に皮肉を込めた。

 このカードは死球が続いている。7月22日には、右肋骨骨折からの復帰初戦だった近本が、小沢にぶつけられた。幸いユニホームをかすめただけだったものの、8月13日には梅野が今野の直球を左手首付近に受け、左尺骨を骨折した。相手は試合前の時点で両リーグ最多57死球。制球難の餌食にされ、怒りを抑えきれない。勝利のハイタッチ後、相手ベンチにチラチラと何度も視線を向けた。

 「あきれるよな。おらんかったんよ、高津。ベンチに。探したけど」

 この日は、86年に55歳で他界した父・勇郎さんの命日。投打に圧倒した快勝を目前に起きたアクシデントに、後味の悪さが残った。

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