選手会が西武・山川の不起訴を受け「再びプレーできるよう静かに見守りいただきますよう」求める談話発表

[ 2023年8月30日 13:47 ]

3軍練習に参加し、ティー打撃を行う西武・山川
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 東京地検が知人女性への強制性交の疑いで書類送検された西武・山川穂高内野手(31)を嫌疑不十分で不起訴処分としたことを受け、日本プロ野球選手会は30日、西武球団などに対して客観的事実に基づく慎重な対応を求めた。

 森忠仁事務局長が「当会会員選手の不起訴処分について」の談話を発表。「不貞行為について特にご家族との関係で反省すべき点はあるものの、本件選手から相手方への和解金などの支払いはなく、相手方から警察に申告された事実関係について、相手方の言い分を認定する証拠は認められないとの判断がなされています」とし、メディア、ファン、西武球団に対して「選手寿命が限られているプロ野球選手にとっては1日1日が極めて貴重なものです。本件選手が再びグラウンドでプレーできるよう、静かに見守りいただきますようお願いいたします」と求めた。

 山川はこの日、ファーム施設で行われた3軍練習に参加。フリー打撃では柵越えを連発し、守備練習では遊撃の守備位置で華麗なグラブさばきを見せた。

 選手会は「これまで客観的事実に基づかないメディア報道、ソーシャルメディア投稿が続き、それに伴い本件選手に対する事実無根の誹謗中傷、本件選手が所属する埼玉西武ライオンズ球団や、更には親会社である西武グループにさえも、客観的根拠のないクレームが寄せられています。これまでの騒動は、専らこれらの客観的事実に基づかない一方的な言動によるものもあり、本件選手に騒動の責任の全てが課されるものではありません」と節度ある対応を求めた。

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