マエケン678日ぶり勝利　「とりあえずNOを連呼した」マウンドに来たコーチに続投志願

タイガース戦で復帰登板を果たしたツインズ先発・前田健太（AP）
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　ツインズの前田健太投手（35）が23日（日本時間24日）のタイガース戦に先発、5回3安打無失点、毎回の8奪三振と好投し、2021年8月14日（同15日）レイズ戦以来、678日ぶり白星を手にした。試合後地元TV局のアナウンサーにフィールドでインタビューを受け「久しぶりに勝てたことは本当にうれしいですし、チームメートに感謝したいです」と笑顔を見せた。

　「マイナーで投げてちゃんと調整できていたので、とにかくメジャーの試合で勝つということが今日の目標だった。初回久しぶりの登板で緊張して、ランナーをためてしまったけど、初回0点に抑えられたことで、すごく冷静になれたかな」と振り返った。

　5回2死一、二塁のピンチを招くと、ティングラーコーチがマウンドに来て、リリーフ投手もブルペンから出てきたが、前田は首を振って続投。慌ててリリーフ投手が引き返すシーンがあった。

　この場面について「とりあえず『NO』という言葉を連呼した。あとは『あと1人投げさせてくれ』っていうのをお願いしました。英語がちゃんと伝わったかどうかわからないですけど、『もう1人』というのは言いました」と志願続投で勝ち星をつかんだことを明かした。