エンジョイ勢から一躍プロ注目に 千葉の高校生が慶大相手に151キロマーク 見えた!世代最速

[ 2023年6月24日 12:24 ]

練習試合   幕張総合―慶大Bチーム ( 2023年6月24日    幕張総合グラウンド )

幕張総合・早坂
Photo By スポニチ

 またまた自己最速更新だ。幕張総合のプロ注目右腕・早坂響(おと・3年)が24日、慶大Bチームとの練習試合に先発し、3回を2安打無失点で4三振を奪った。3四球と制球面に課題を残すも、自己最速を1キロ更新する151キロをマークした。

 昨秋に捕手から投手に転向した男の成長が止まらない。15日に行われた千葉明徳との練習試合では当時の自己最速タイである150キロをマーク。5球団10人のスカウトが視察し、幹部クラスは5人も視察。馬力、将来性を評価する評価が並んだ。

 実はこの豪腕、中学時代は控え捕手だった。県立の幕張総合には「野球部の人数の多いところで」、「高校で燃え尽きるつもりで」と進学。入学当時には「プロ野球選手」という進路選択は考えてもいなかったエンジョイ勢。だが、投手としての素質を見抜いた柳田大輔監督の勧めで昨秋から投手に転向すると、一気に才能が開花。スポーツトレーナー・北川雄介氏に指導を受けたことも急成長の大きな一因だ。

 「今はプロ野球選手を目指している」という早坂。夏には初の甲子園出場を目指し、制球力のアップ、縦の変化球の精度向上に励んでいる。現在、世代最速は仙台育英の右腕・湯田統真(3年)の153キロとされる。千葉の新たな豪腕が世代最速の座を視界に捉えた。(柳内 遼平)

 ◇早坂 響(はやさか・おと)2005年7月26日生まれ、千葉県松戸市出身の17歳。松戸市立東部小1年から高塚新田ラークスで野球を始める。松戸市立第五中では軟式野球部に所属。幕張総合では1年秋、2年夏、秋に捕手としてベンチ入り。50メートル走6秒3。憧れの選手は日本ハム・伊藤。1メートル76、68キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年6月24日のニュース