DeNA・佐野V打「初球から思い切って振ろうと」復刻ユニでV戦士鈴木尚とダブる背番「7」

[ 2023年6月4日 05:30 ]

交流戦   DeNA6―2西武 ( 2023年6月3日    横浜 )

<D・西>5回無死満塁から一塁線への2点タイムリーを放つ佐野(撮影・長久保 豊)
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 令和のマシンガン打線が、DeNA・バウアーの2勝目を援護した。1―1の5回無死満塁、佐野が高橋の初球のスライダーを右翼線へ決勝の2点打。京田の4安打など10安打6得点した打線を引っ張った。

 「初球から思い切って振ろうと思っていました。何とかしてやろうと思った」と背番号7の主将。復刻ユニホームだった98年の背番号7は97、98年に2年連続首位打者となり「マシンガン打線」の主力だった鈴木尚典1軍打撃コーチだ。「まだ(鈴木)尚典さんのような良い打者として打線を引っ張れていない」と謙遜したがベンチの鈴木コーチは頼もしそうだった。

 三浦監督は令和のマシンガン打線の名称には「6点か…」と物足りなさそうにしつつ「いいんじゃないんですか。良い攻撃でした。打つべきところで点が取れた」と笑った。

 ▽98年の横浜(現DeNA) 前年97年は2位で7年ぶりのAクラス入りを果たし、権藤博監督が就任。6月に8連勝で首位に立ち、以降は一度も首位を譲らず、最終的に79勝56敗1分け、勝率.585。2位・中日と4ゲーム差で38年ぶりのリーグ制覇を果たした。守護神・佐々木主浩が45セーブ、防御率0.64でMVP。先発陣も野村弘樹、斎藤隆が13勝、三浦大輔が12勝。「マシンガン打線」と呼ばれた打線は打率、得点でリーグトップ。日本シリーズで西武を4勝2敗で下し、60年以来38年ぶりの日本一となった。

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