東洋大・細野にスカウト幹部の眼が光る 西武・渡辺GM「左は貴重」 広島・苑田統括「直球の質が良い」

[ 2023年4月29日 13:42 ]

東都大学野球 春季2部リーグ    東洋大7―0立正大 ( 2023年4月29日    大田スタジアム )

<東都大学野球春季リーグ戦2部 立正大・東洋大>東洋大・細野晴希(撮影・岸 良祐)
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 東都大学野球2部リーグの東洋大は立正大を7―0で下した。今秋ドラフト1位候補の最速155キロ左腕・細野晴希投手(4年)は5回を1安打無失点、6四球8三振で勝利投手となった。得意のけん制で一塁走者のアウトを奪う場面もあった。

 大田スタジアムのスピードガンでは直球が130キロ前半を計測することもあったが、東洋大野球部のスピードガンでは常時140キロ後半で最速は151キロだった。

 「体の感覚と球場のガンがずれていたので力んでしまった。変化球がボールになってしまったので苦しくなったと思います。(無失点で勝利投手は)最低限できたと思いますが、流れがあまり良くなくて(味方打線は)攻めづらかったと思います」

 今秋のドラフト1位候補左腕を3球団5人のスカウトが視察。西武・渡辺久信GMは「去年は見ていなくて今年初めて見ます。左投手は貴重な存在。スライダーが凄くいいですね」と語った。
 
 制球が乱れ、球数が100球を超えたことで5回で降板となったが、広島・苑田聡彦スカウト統括部長の高評価は不変だ。「今年初めて見ました。ストレートの質が良いです。まだまだ春でしょう。良い時のイメージがあるので秋まで楽しみに見ていきたい」と話した。(柳内 遼平)

◇細野 晴希(ほその・はるき)2002年(平14)2月26日生まれ、東京都八王子市出身の21歳。加住小2で野球を始め、東海大菅生中では軟式野球部に所属。東亜学園(東京)では1年夏からベンチ入りも甲子園出場はなし。東洋大では1年秋にリーグ戦デビュー。50メートル走6秒7、遠投125メートル。1メートル80、87キロ。左投げ左打ち。

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