巨人・中田がお立ち台でも弟子・秋広に“お手本”「アキに手本、見とけ、と…凄く足が震えた」東京D大爆笑

[ 2023年4月29日 22:22 ]

セ・リーグ   巨人4―3広島 ( 2023年4月29日    東京D )

<巨・広>ヒーローインタビューの秋広(右・ヒザに注目!)は師匠の中田翔に気を使って背の高さを低くする (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 巨人は2―3の9回に中田翔内野手(34)がサヨナラ2ランを放ち劇的な連勝を飾った。

 格の違いを弟子に見せつけた。初々しかった東京ドームでの初お立ち台を終えた秋広に代わりお立ち台に立った中田は、ともに自主トレを行い成長を見守ってきた秋広のプロ1号を称えつつ「打席に立つ前にね、アキに“手本を見せてやるから、見とけ”と言って打席に立ったので…凄く足が震えていました」と偉大な先輩の貫禄を見せつけながらも、しっかりと笑いを取るあたりが千両役者。東京ドームは大歓声と大爆笑に包まれた。

 プロ初本塁打を放った秋広がまず初お立ち台で「初めてなんで緊張しています」とフレッシュなあいさつ。続けて「初球から積極的に行こうと。狙っていなかったんですけど結果的に入って良かったです」とはにかんだ。「翔さんが、(9回の)打席に立つ前に“見とけよ!”と自分に言ったんで。それで決めてくれたのは、さすがだなと思いました」と驚きの事実を明かすと、再び東京ドーム内がどよめいた。

 インタビュー終わりには師弟2人で記念撮影。秋広はさりげなく?膝をかがめ、師匠との身長差が目立たないようにしていた。これからも多くの師弟アベック弾でチームを勝利に導く。

 2点差に広がった7回だった。「2番・左翼」で前日に続きスタメン出場した秋広が、相手2番手・松本の初球カーブを完璧に捉え、右中間席に待望のプロ1号ソロを叩きこんだ。20歳の一発で再び1点差に詰め寄り迎えた9回。2死から岡本和が粘って四球を選んだ後、中田が守護神・栗林の初球フォークを完璧に捉え打球は美しい孤を描き左翼席中段に飛び込んだ。打った瞬間、雄叫びを上げた。劇的な中田の6号2ランで連勝を決めた。これが今季巨人初のサヨナラ勝利となった。

 ▼岡本和 先制のチャンスだったので根性100%でいきました。ランナー還せて良かったです。

 ▼秋広 打ったのはカーブです。素直に打ててとてもうれしいです。次の打席も打てるように頑張ります

続きを表示

この記事のフォト

2023年4月29日のニュース