広島・秋山 待望の日本復帰1号は先制2ラン「ここからスタートという気持ち」

[ 2022年7月16日 04:45 ]

セ・リーグ   広島6-3巨人 ( 2022年7月15日    東京D )

<巨・広>初回、先制2ランを放つ秋山。投手・山崎伊(撮影・河野 光希)
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 待望の大飛球が敵地に舞い上がった。広島・秋山の第1打席。初回1死二塁の場面だった。フルカウントから山崎伊が投じた直球をフルスイング。「完璧という感じじゃなかった」。両手に残る感触とは裏腹に打球は失速することなく右中間席最前列に着弾した。

 「(外野手の)頭だけ越えてくれと全力で走っていた。あまりホームランは打ちなれてないんで。よかったです」

 日本復帰後7試合、25打席目で生まれた先制の1号2ランだった。メジャー2年間は計366打席で0発。西武時代の19年9月13日のロッテ戦以来、1036日ぶりの本塁打だ。実に東京ドームでは18年6月8日の巨人戦以来となる一発。同球場では19年まで26試合に出場し、打率・320(100打数32安打)を誇っていた。好相性ぶりは健在だった。

 「あまり(好相性は)気にしてなかった。ここからスタートという気持ち。1打席目に出たことは良かった」

 本拠地デビュー戦だった12日のDeNA戦では初の4打数4三振を経験するなど、試合前時点では打率・136と低調だった。それでも、前日14日のDeNA戦で本拠地初安打となる19打席ぶりの安打を放ち、復調の糸口をつかんでいた。「勢いのつく勝ち方だと思う」。本来の調子は戻りつつある。さらなる上位を狙うチームとともに一気に上昇気流へ乗りそうだ。

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2022年7月16日のニュース