菊池雄星 大谷との花巻東対決で完勝も 5回9安打2失点降板 勝敗つかず チームは逆転で4連勝

[ 2022年5月29日 14:54 ]

ア・リーグ   ブルージェイズ6-5エンゼルス ( 2022年5月28日    アナハイム )

<エンゼルス・ブルージェイズ>ブルージェイズ先発の菊池(撮影・篠原岳夫)
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 ブルージェイズ・菊池雄星投手(30)が28日(日本時間29日)、敵地エンゼルススタジアムでのエンゼルス戦で今季9度目の先発登板。5回、87球を投げて9安打2失点と逆転を許して降板したものの、勝敗はつかず。防御率を3・48とした。花巻東の後輩・大谷翔平投手(27)との対決は3打数無安打1三振だった。試合は8回にブルージェイズが再逆転に成功し4連勝、貯金を6とした。

 菊池は味方が先制して迎えた初回は1死から大谷と対戦し、4球目の外角低めスライダーで遊ゴロに仕留めた。続くトラウト、ダフィーには連続安打を浴び2死一、二塁としたものの、ウォルシュを直球で空振り三振に退けた。2回は1死からマーシュに右前打、2死からベラスケスに左前打を許して2死一、二塁もレンヒーフォを直球でニゴロに斬った。

 3回には先頭で大谷と対戦し、5球目の外角低めのスライダーで空振り三振。2死からダフィーに投手内野安打を許したものの、ウォルシュを直球で空振り三振に仕留めた。4回は2死からレガレスに左前打を浴びたが、ベラスケスを直球で二直に退けた。

 5回は先頭・レンヒーフォの左前打から大谷と対戦。3球目、95・7マイル(約154キロ)の高め直球で中飛に斬った。続くトラウトに中前打を打たれ1死一、三塁からダフィーの左中間前適時二塁打で同点とされ、続くウォルシュの一ゴロの間に勝ち越しを許した。なおもスタッシに四球を与えたが、マーシュはスライダーで右直とし、この回で降板した。

 菊池が大谷と対戦するのは自身がマリナーズに在籍した昨年7月17日以来となり、この日でメジャー通算の対戦成績は15打数4安打2打点、2本塁打、6三振、1四球となった。

 6回はフェルプスが登板し無失点。味方が逆転に成功した7回にメリーウェザーがトラウトに中越え2ランを浴び、再び逆転を許したが、その後はシンバー、リチャーズが無失点。9回はロマノがマーシュの右前適時打で1点差とされたものの、ストリプリングが締めて勝利した。

 打線は初回にゲレロの左越え適時二塁打で先制すると、逆転を許した7回にはビジオの右越え適時二塁打、代打カークの右前適時打で逆転に成功。再び逆転を許した8回にはチャプマンの右翼への2点適時二塁打で再逆転、タピアの左翼への適時二塁打で加点した。

 

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