大阪桐蔭の連勝がついに29でストップ 智弁和歌山が16年ぶり3度目V

[ 2022年5月29日 14:51 ]

令和4年度春季近畿地区高校野球大会 決勝   大阪桐蔭2-3智弁和歌山 ( 2022年5月29日    紀三井寺 )

<高校野球春季近畿大会決勝 大阪桐蔭・智弁和歌山>優勝を決め、雄叫びをあげる智弁和歌山・武元(中央)(撮影・岸 良祐)
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 新チームから破竹の快進撃を続けてきた今春選抜覇者・大阪桐蔭の公式戦連勝が29でついにストップ。昨夏選手権覇者・智弁和歌山が16年ぶり3度目の優勝を果たした。

 智弁和歌山は初回「1番左翼」の山口滉起(3年)が左翼へ先頭打者弾。なおも2死満塁の好機をつくると、遊ゴロを大阪桐蔭の遊撃手・鈴木塁(3年)がはじく間に1人が生還。そのボールを二塁へ悪送球する間、さらにもう1人が生還し(記録は2失策)、3点を先制した。

 大阪桐蔭はその裏、1死二塁から今秋ドラフト候補に挙がる「3番捕手」の松尾汐恩(3年)が中越えへ適時二塁打を放ち1点を返す。3回1死二、三塁では「4番一塁」の丸山一喜(3年)の一ゴロの間に三塁走者が生還し、1点差に迫った。

 しかし、両軍ともそれ以降は再三の好機をつくりながら得点を奪えず。智弁和歌山は先発左腕の吉川泰地(2年)が3回で降板すると、西野宙(3年)、橘本直汰(3年)が1イニングずつを投げ、今秋ドラフト候補右腕の武元一輝(3年)が6回から救援。4回無失点でゲームを締めた。

 大阪桐蔭の左腕・前田悠伍(2年)は初回の3失点のみで完投したが、惜しくも及ばなかった。

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