ロッテ朗希 無傷のトップ5勝も反省「球数かさんでしまって…」 勝てる要因聞かれても「打線の援護」

[ 2022年5月20日 21:54 ]

パ・リーグ   ロッテ8─1ソフトバンク ( 2022年5月20日    ペイペイD )

<ソ・ロ>無傷の5勝目をマークした佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 ロッテ・佐々木朗希投手(20)が20日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発。自己最速タイとなる164キロを5球計測するなど、6回を投げ4安打1失点、9奪三振でリーグトップタイの5勝目を挙げた。規定投球回数に達している投手で開幕から無敗は佐々木朗ただ1人。87奪三振、勝率10割とともにリーグ3冠を守り、防御率1・47もリーグ2位となった。

 初回に2点を先制してもらった立ち上がり。先頭の三森の初球に160キロをマークするなど、右飛に打ち取ると、牧原は163キロ直球を3球続け、最後はフォークボールで空振り三振。3番の柳田も164キロ直球で空振り三振に仕留めた。初回は6球投じた直球すべて160キロ以上を記録した。

 4回2死から2安打1四球で満塁のピンチを招いたが、続く柳町を二ゴロに打ち取った。5回まで6者連続三振を含む8三振。中でも柳田には、4回の第2打席では150キロフォークで空振り三振と初回に続いて三振を奪った。6回先頭の牧原に右翼線三塁打され、3打席目となった柳田の一ゴロの間に1点を失ったが、4─1とリードを保ち救援陣にバトンを渡した。

 それでも佐々木はヒーローインタビューで「早い段階でたくさん点をとってもらったので、思い切って投げることができました。あんまりコントロールが良くなくて、球数もかさんで、あまりイニングも投げられなかったので、次回は長いイニングを投げられるように頑張りたいと思います」と反省が口をついた。スタンドから「ナイスピッチング」の声が飛んでも、表情を崩すことはなかった。

 これで開幕から無傷の5連勝となったが、その要因を問われ「打線の援護です」と即答した佐々木。「次回はもっといいピッチングできるように頑張ります。ありがとうございました」と締めくくった。

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